口腔外科ハンドマニュアル24
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acacbdbdII IINOTDNOC LARENEGDNA LARO FO ERAC : RANMES LAUSV137図5a~d DOAC,抗血小板薬服用継続下での抜歯症例①.a:83歳女性, 深部静脈血栓症のためイグザレルト®,PCI後でタケルダ®配合錠服用.さらに糖尿病,脳梗塞の既往がある.入院下にイグザレルト®服用後6時間以上あけて₆の普通抜歯を行った.b:抜歯後通常に比べやや出血は多い.c:通法に従い不良肉芽を十分掻爬する.d:抜歯窩をガーゼ圧迫することで出血は減少するが,このままでは止血は不十分である.図6a~d DOAC,抗血小板薬服用継続下での抜歯症例②.a:抜歯窩に止血剤(スポンゼル®)を填入する.b:ガーゼを入れて止血剤を圧接しさらに頬側,口蓋側から手指にて抜歯窩辺縁を圧迫し,なるべく創部を小さくする.c:この段階で止血が得られる.d:抜歯窩をガーゼ圧迫することで出血は減少するが,このままでは止血は不十分である.縫合を行い,できるだけ創部を縮小させる.Chapter1-3抗血栓薬服用患者の術前・術後管理 最新情報には可能な限り手術は延期するか,全身的に病態が安定していれば,担当医と十分協議後,必要に応じてDOACのみ服用スキップ,あるいはヘパリン置換等を検討し,抗血小板薬は少なくとも1剤は継続する.当科では抜歯に関しては入院のうえ両剤とも服用継続下に処置を行っているが,今後の臨床データの蓄積が待たれる(図7).

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