ジルコニア処方箋
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61CHAPTER 6 CAD/CAM冠・ジルコニアクラウンがとれないために症例2a ジルコニアクラウン装着前の支台歯.グラスファイバーポスト併用レジン築造が施されている.症例2d MDP処理.「クリアフィルセラミックプライマープラス」の塗布(待ち時間不要).症例2g 「カタナクリーナー」の水洗.色が完全になくなるまで水洗後,乾燥.症例2j, k オートミックスチップの装着.【注意】「オートミックスタイプ」では,両方のペーストの先端が揃って押し出されるか必ず確認してから,チップを装着する.揃って出ないと,重合不良によりトラブルの原因となる.症例2b 完成したジルコニアクラウン(ステイングレーズ仕上げ).「カタナジルコニアYML D2」(クラレノリタケデンタル).症例2e 「クリアフィルセラミックプライマープラス」塗布後の乾燥.エアーブローにて十分に乾燥.症例2h トゥースプライマーを20秒間塗布.【ポイント】支台に偏りなく十分にプライマーを行きわたらせる.症例2c サンドブラスト処理.クラウン内面に0.2~0.3MPaでアルミナサンドブラスト(50μm)処理.超音波洗浄,乾燥.症例2f 支台歯の歯面清掃.試適時の唾液汚染や血液汚染には,「カタナクリーナー」を10秒以上こすり塗りする.【注意】バキューム直結型吸引装置「ZOO」(APT)などを装着して必ず防湿を行う.症例2i エアーブローにて乾燥.【ポイント】支台歯周囲を吸引しながら,液面が動かなくなるまでしっかりと乾燥.

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