c図2c,d ファイナルプロビジョナルレストレーションを装着し,一定期間(約1か月間)使用させながら,患者のすべての顎運動を咬合面に上書きする.また,軸面の形態が歯周組織と調和し,清掃しやすい状態であるか,対合歯との被蓋関係が適切で咬傷を生じていないかなどについても評価する.CHAPTERd 1 2 3CHAPTERCHAPTER₆₇補綴修復25図2a ₆₇の支台歯形成を行った後,通法に従ってシリコーン印象を行う.図2e 約1か月間使用して,患者の顎運動を上書きした咬合面.₇の口蓋側咬頭の外斜面に咬耗がみられる.図2b ₆₇コーピングを用いて,顎運動による₆₇咬合面の運動軌跡を記録する.図2f 最終補綴装置(ジルコニアクラウン)の装着.ファイナルプロビジョナルレストレーションとほぼ同じ形態が付与されており,コンタクトの調整や咬合調整など,口腔内での調整は不要であった.CHAPTER1 患者の顎運動を反映した咬合面形態の製作
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