インプラントと骨の間の健康で高密度なコラーゲン組織とインプラントとの接触(AAID 1986)とされた。ニューヨークの開業医であったLeonard I. Linkow6が開発したブレードインプラント(ブレードベントイCHAPTER1-2に関 連する参考文献1.日本口腔インプラント学会(編).口腔インプラント学学術用語集第4版.東京:医歯薬出版,2020.2.BrånemarkPI,AdellR,BreineU,etal.Intra-osseousanchorofdentalprosthesis.I.Experimentalstudies.ScandJPlastReconstrSurg.1969;3(2):81-100.3.BrånemarkPI,ZarbGA,AlbrektssonT.Tissue-IntegratedProstheses:OsseointegrationinClinicalDentistry.Chicago:QuintessencePubCo.1985.4.McCuskeyRS,McClugageSG,YounkerWJ.Microscopyoflivingbonemarrowinsitu.Blood.1971Jul;38(1):87-95.5.WeissCM.Tissueintegrationofdentalendosseousimplants:descriptionandcomparativeanalysisofthefibro-osseousintegrationandosseousintegrationsystems.JOralImplantol.1986;12(2):169-214.6.LinkowLI.Thebladevent-anewdimensioninendosseousimplantology.DentConcepts1968;11(2):3-12.図4 経過良好例。術後20年以上口腔内で良好に機能していた。適切に用いていれば長期間機能させることが可能である。18 ■CHAPTER1 オッセオインテグレーション図3 フィブロオッセアスインテグレーション(Fibro-osseous integration)5。インプラントは平らな形態であり、天然歯との連結が基本とされた。骨貫通部は皮質骨が治癒し、頚部で沈下を防止するセーフティストップという概念があった。図5 経過不良例。ブレードインプラントが沈下し、下顎管に近接している。ンプラント)がその代表格である。インプラントと骨の間の軟組織は、疑似歯根膜pseudo-peri-implant membraneと呼ばれ、歯根膜と同等の働きが期待されていた。期間という概念がないことを意味している。問題点:経時的に移動(多くは沈下)する。連結された天然歯の二次う蝕や歯根破折などが生じると、補綴設計の変更が必要になる。Leonard I. Linkow(1968)臨床応用と問題点臨 床:ブレードインプラントは、一般的に天然歯と補綴装置を連結し、即時荷重を行う。これは、フィブロオッセアスインテグレーションに骨結合を待つ免荷2.フィブロオッセアスインテグレーションとは
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