図7-6 骨補填材料を充填した状態の唇側面観。高密度ポリテトラフルオロエチレン(d-PTFE)メンブレンと、自家骨移植片と無機質ウシ骨由来ミネラル(ABBM)を1:1の割合で使用する。低用量骨形成タンパク質 (BMP)-2を用いたラザニアテクニックによる進行した下顎臼歯部欠損の再建図7-5 補綴専門医が予後不良と診断した第一小臼歯抜歯後欠損部の唇側面観。少なくとも10mmの骨再建が必要であった。骨形成の補助となる骨壁がある。また、これは本書の最初の症例(4章参照)よりもはるかに容易な欠損である。図7-7 皮質骨化を速め、スメア層を少なくし、またメンブレン除去後の余分な治癒時間を防ぐため、低用量の遺伝子組換えヒト骨形成タンパク質-2(rh-BMP-2)をコラーゲンマトリックスに浸清させた後、移植片の上に使用した。投与量は抜歯窩に推奨される量より少ない。筆者の経験では、BMPの使用に通常ともなう腫脹は著しく少ない。1397
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