Ⅱ級開咬症例図1-4 ClinCheckによるシミュレーション、イニシャルアライナーによる治療終了時(18枚め/18枚中)。歯の移動のみで、かつアライナー18枚で左側は3/4、右側はFull ClassⅡのⅡ級不正咬合を改善することは難しい。エラスティックジャンプの移動がすべて発現されないにしても、咬合接触が安定した顎位での臼歯関係を見出し、追加アライナーでの最終的な調整を行っていく計画とした。図1-5 治療開始後6か月、イニシャルアライナー終了時(18枚め/18枚中)の口腔内写真。アーチコーディネーションは達成され、オーバーバイトの改善も確認できた。オーバージェットおよびA-P関係の改善は十分ではないが、治療開始時よりもⅡ級の臼歯関係は改善傾向にある。36・46の近心傾斜も改善が必要である。治療計画イニシャルアライナー 上顎18枚、下顎23枚 アライナー交換 5~7日ごと追加アライナー 合計治療期間 上顎51枚、下顎20枚 Ⅱ級ゴム装着期間 12か月18か月13
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