CHAPTER 1 2 3 4 5 6 7CHAPTERCHAPTERCHAPTERCHAPTERCHAPTERCHAPTER 急性の歯周膿瘍:急性の痛みがあるも著しい骨吸収はないCHAPTER1 日常臨床でしばしば遭遇する歯周疾患の症状13Learning PointLearning PointLearning Point図1a 50代の男性.₇の急性歯周膿瘍のため,歯肉の腫脹および激しい自発痛を訴える.図2a 40代の男性.下顎舌側に歯周膿瘍を形成しているが,それほど痛みは訴えていない.図3a 60代の男性.₃の頬側遠心に急性歯周膿瘍による歯肉の腫脹を訴え来院するが,とくに痛みはないとのこと.図1b ₇の根分岐部に透過像が認められる.透過像の大きさと腫脹の程度は必ずしも比例するものではない.図2b ₂₁には重度の骨吸収がみられる.図3b ₃には明瞭な骨欠損が認められる.デンタルエックス線写真では近心部に大きな不透過像がみられる. 歯周膿瘍といっても急性と慢性では症状が異なることに注意!慢性の歯周膿瘍①:痛みはないが骨吸収あり 慢性の歯周膿瘍②:痛みはないが骨吸収あり
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