adabcbc図3a~c ナノ構造酸化層を有するTiUltra™のインプラント体とともに、近日発売されるN1システムによって中間構造物においてもすべてがナノ構造酸化層を有するMulti-abutment CC、On1 base、N1 baseによって単独歯欠損から多数歯欠損までカバーできる。図2a~d インプラント体を適正に骨内に配置し、歯肉レベルでのチタンによる中間構造物を介して口腔内ではジルコニアによる上部構造体がスクリューで固定される。 2000年代後半、歯科用コーンビームCTの普及と診断用ソフトであるNobelClinician®Softwareの応用により、インプラント治療の治療計画は、パノラマエックス線写真での治療計画からデジタルデータ上での治療計画へ移行してきた。2006年、筆者の医院においてもNobelGuide Conceptの導入によりインプラント治療のデジタル化がスタートした。2019年、NobelClinician® SoftwareはDTX Studio™ Implant Software に名称を変更し、現在Ver.3.6.5に進化したことで、X-Guideの応用の進化、Facescan dataインポートの対応、Implant Libraryの大幅な拡充を果たした。 インプラント治療におけるデジタルワークフローには、外科におけるワークフローと補綴装置製作のワークフローがあるが、今回は、外科におけるワークフローについて報告していく。 外科までのワークフローは、患者のデータをインプットして治療計画を立案するまでのプロセスと、その診断、治療計画に基づいて正確な外科を行うためのガイドの製作と手術の履行のプロセスがある。 治療計画立案のプロセスは、2006年Radio Graphic Guideによる方法からスタートしたが、現在、模型のスキャンを行うSmartFusionとデジタルワックスアップによって診断するSmartSetupによる方法がある。このSmartSetupの適応症例ではX-guideの応用によって、より来院回数を減らすことができ、手術までの日数も減少できる。これらのワークフローについて、図4に示す。 Technology for Guided Implant Surgery and Prosthesis234PRODUCT INFORMATION-Digital デジタルワークフローの進化
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