新版ザ・プロビジョナルレストレーションII
5/6

k図6-35a~k 歯肉頂から4mm,骨頂より1mmの深度に埋入されたインプラントに対し,臼歯部のアバットメントの立ち上がりをアイディアルサブクリティカルカントゥアにより製作したプロビジョナルレストレ−ションおよびファイナルレストレーション.abdfhegicj第6章︱インプラントにおけるプロビジョナルレストレーション230参考症例理想的なアバットメントカントゥア インプラントポジションは,必要とする残存骨量(Thickness)を確保した上で頬舌的には舌側寄り,垂直的には約1mm深く骨内に埋入し,アバットメントの立ち上がりは歯肉縁上まではストレートに立ち上げる.これにより,舌側は舌の自浄作用によりセルフクリーニングされ,頬側は歯ブラシの到達しやすい清掃性の高い形態を付与することが可能となり,トラップスペースのないインプラント周囲環境を作り出すことができる.また,とくに大臼歯部においてはアバットメント径と上部構造咬合面径のギャップが大きくなるため,可能ならばワイドダイヤメタインプラントを用いることが望ましい.

元のページ  ../index.html#5

このブックを見る