正中をIPの中心にセットします。犬歯の撮影時と同様に患者さんには顎を少し引くように指示を出します。 インジケーターを口腔内に入れる前に、患者さんに舌を撮影する側と反対へ動かしてもらい、歯列と舌の隙間にスペースを作ります。舌の排除ができていないと、痛みを感じたり嘔吐反射を起こしてしまいます。また、舌の上にIPを乗せると浅く位置づけされてしまいます。73根尖が切れたような像になる。歪みが生じてしまう。IPを深く入れる 緊張状態で撮影を行うと、IPを挿入した時点で痛みをともないます。「力を抜いてゆっくりブロックを噛んでください」と声をかけ、撮影直前に「ギュッとしっかり噛んでください」と指示すると、IPが深く入り、根尖が切れることなく撮影が可能です。Check3上顎前歯:正中をIPの中心に合わせるCheck4下顎臼歯:舌を撮影する部位の反対側へ動かしてもらい、IPを入れるスペースを確保する合っていなかったり、挿入したフィルムが浅く位置づけされると……正中とフィルムの中心が口蓋や歯に当たってズレると……
元のページ ../index.html#4