bdba図9a,b ₂欠損部の歯槽堤陥没と₁₃部の歯肉退縮を同時に改善するために結合組織移植を行った.まず₂欠損部のクレフトによる瘢痕組織を切除し,つぎに₁近心から₃遠心に向かってトンネリングテクニックを用いたエンベロープフラップを形成する.フラップ弁が歯冠側に移動するように調整した後に結合組織移植を行った.c図9c,d ₂欠損部歯槽堤のボリュームを獲得するために,2枚の結合組織を重ねたレイヤードテクニックを用いた.口蓋から採取した結合組織片を2枚にトリミングし,1枚目の移植片は₂欠損部に挿入して口蓋側歯肉に単純縫合にて固定し,2枚目の移植片は₁₂₃の唇側に懸垂縫合にて縫合・固定した.a図10a,b ₂のポンティックは高い審美性を獲得するために,ポンティック基底部を欠損部歯槽堤のより深い位置まで接触させる modified gingival typeを適応した(補綴治療:山﨑長郎先生).149CHAPTER4 ポンティックの乳頭再建₂の歯槽堤増大術,₁₃の根面被覆術および乳頭再建術最終補綴装置装着時
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