乳頭再建
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①②③a①③②cdb図15a~d 唇側部分層弁.①水平アクセス切開から歯間乳頭直下および両隣在歯の歯肉溝を目指し部分層弁剥離を行う.②メスを逆に向け,歯肉溝切開から水平アクセス切開に向けて部分層弁を形成し,両者がつながるようにしていく.③水平アクセス切開よりミニクレセントナイフを再度挿入し直し,2~3 mm程度根尖方向に部分層弁を延長していく(③の剥離をMGJを越して広範囲に形成すると,2枚目の移植片の位置づけが難しくなり,1枚目の移植片のストッパーとしての役割が果たせなくなるため注意すること). 唇側部分層弁の剥離は,左手にプローブ,右手にミニクレセントナイフを持ちながら,3方向から行っていく.まずは,①水平アクセス切開から歯間乳頭直下および両隣在歯の歯肉溝を目指し部分層弁剥離を行い(図15a,b),次に②メスを逆に向け,歯肉溝切開から水平アクセス切開に向けて部分層弁を形成し,両者がつながるようにしていく.その際,水平アクセス切開部の外科の窓から,歯肉溝切開かc).そして,最後に③水平アクセス切開よりミニクらフラップ内面を通ってきたミニクレセントナイフの先端を見ることができる. その後,さらに水平アクセス切開より根尖方向に部分層弁を1mm延長し,水平アクセス切開より根尖方向への部分層弁の起始部を作っておく(図15a,レセントナイフを再度挿入し直し,2~3mm程度根尖方向に部分層弁を延長していく(図15a,d).731mm2〜3mmCHAPTER2 IPACテクニックによる天然歯の歯間乳頭再建術:コンセプトおよび切開から縫合までの3ステップ唇側部分層弁の剥離

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