即時治療の真髄
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adebfcg↓診断:₁₁部を利用した即時負荷による対応可能、ただし同時に硬・軟組織の造成が必要症例3:補綴装置が隣接するため即時負荷と軟組織造成を併用した症例(図20〜25)表9:即時負荷の診断①治療ゴールの明確化を患者が理解② 初期固定(トルク値35Ncm以上およびISQ値70以上)を確保できる骨質および骨量③1回法で対応できる付着歯肉量④隣在歯治療の必要性がない⑤残存歯の咬合が安定している⑥咬合⼒が強くないこと⑦理解度の⾼い患者選択⑧術者の熟練度図21a インプラント埋入後にギャップに対する₂部近心側の骨欠損に対してGBRを行った。さらに、歯肉の厚みと高さを増大するためにリグロスを利用した。【本症例のKey point】複数歯並列欠損、即時負荷、歯肉の造成とレベルの調和、歯冠形態の調和→審美的クラウン→ 骨量は十分であるが、骨質は決して良好ではないことが窺えるため、ステップドリリングで対応する必要がある→ 付着歯肉レベル、幅および厚みは問題ないが、並列埋入を行うため歯間乳頭を再現するには歯肉の⾼さが不足していることが窺える→補綴装置のため即時負荷が適応→大きな問題はない→特に問題なし→当初の治癒期間1ヵ月における患部の咀嚼制限322・患者年齢・性別:59歳、女性・主訴:上顎6前歯部ブリッジの違和感と幅径のバランスが悪いことを訴え来院図21b ₁₁部にテンポラリースナップアバットメントを利用した即時負荷のプロビジョナルレストレーションを装着。図20a〜g ₂には歯根破折を認め、比較的大きな骨欠損を認める。患者の要望はインプラント治療であった。骨量と骨幅は十分量であるが、X線透過像の状態から骨質は決して良くないことが想定できる。図21c 術直後のデンタルX線写真。

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