即時治療の真髄
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待時埋入の術前の状態待時インプラント埋入時(初診後5ヵ月)補綴移行時(初診後12ヵ月)待時埋入直後‐上部構造装着時‐装着後6年9ヵ月(初診から7年1ヵ月)のCT像mnoprqsuvwx2023年2月25第1章 前歯部即時治療の概念とその有効性2016年6月2016年7月2017年4月図18-1m〜o 抜歯後4ヵ月で他院より紹介来院。大きな水平的骨欠損とその周囲にも吸収が及んでいることが窺える。図18-1p 唇側皮質骨は大きく消失している。図18-1q 埋入後のISQ値は65/64。図18-1r 術後の吸収を見越した骨補填と適切な吸収性メンブレンの設置が必要である。図18-1s 骨造成範囲が広いので、十分な減張切開後にテンションフリーの縫合を行う。図18-1t 補綴的成功要件である歯肉レベル、歯間乳頭部の状態は良好であるが、現時点では縦切開部の瘢痕組織を認める。ISQ値は70/70まで上昇。図18-1u〜x 造成範囲が比較的大きいため術後吸収が生じているが、術後6年6ヵ月経過でも置換は見られないが、安定した骨レベルである。

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