a模型上の遊離エナメルであるJシェイプ(a)がCAD上(b)では欠落していることがわかる.通常の技工操作でも,鋭利な部分はなくなってしまうだろう.結果として,口腔内支台歯と技工操作をする支台歯が不一致となり,良好なマージン適合を得ることができない.4b48 フィニッシュラインがスムーズに形成できていない.ガタガタのフィニッシュラインでは正確にスキャンできない. メタルの使用量を少なくする形成をCAD/CAM冠にも同じようにしており,削除量が足りず,強度がなく,破折しやすい. 隅角部が鋭角でリリーフすると,応力がかかる部分が薄くなり,強度が落ちる.削除量が少ないと強度を持たせるため,小窩裂溝を浅くし,ライブラリの咬合面を変更せざるを得なくなり,ライブラリを使っている意味がない. 接着を期待して,入りやすいようにテーパー角を大きくし,維持が得られず,脱離してくる.悪い例:ダメな支台歯によるCAD断面図(PrepNAVI)削除量が足りない断面富士山の形成不適合破折脱離ダメな支台歯
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