肉芽の科学と臨床
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c5c4c3d4d3膿瘍・骨吸収によりインプラント2本を撤去c1d1c2d2PART 5 インプラントと肉芽Case 4c1~5 術後,疼痛と違和感が続いた.肉眼的には膿瘍(c1),エックス線写真では骨吸収(c2)を認めた.インプラント埋入から4週後に浮腫状の軟組織の切除を行い,₇₆ 部のインプラントは撤去した.c5はインプラント撤去後のエックス線写真.Case 4d1~4 インプラント撤去から4か月後,チタンメッシュを用いた再GBRを行った.112 4か月後に,チタンメッシュを用いたGBRを行った(Case 4d).しかしその2週後に裂開が認められた(Case 4e).ただし感染の兆候はなかったため,洗浄と予防的に抗菌剤の投与を行い,2か月後にチタンメッシュを撤再GBR去した(Case 4f).その3か月後にインプラントを埋入し(Case 4g),プロビジョナルレストレーションを経て最終補綴装置を装着(Case 4h).6年8か月後も,とくに問題なく経過している.(Case 4i).

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