Professional #0330感染根管治療Infected root canal treatment 歯髄壊死、歯髄壊疽、根尖性歯周炎に対して、感染根管治療を行う。根管内の感染源を除去し、緊密に根管を封鎖することで、良好な治癒が得られる。根管治療を行う際には、天蓋除去後、根尖孔までの歯髄の壊死物質を除去し、根管の機械的拡大形成、根管洗浄、根管貼薬を行う。臨床症状消失後に根管充填する。 本稿では、イニシャルトリートメントの感染根管治療において、筆者が頻用する術式、器具器材を一連の操作の中で紹介する。症 例 樋状根管のイニシャルトリートメント（感染根管治療）患者年齢および性別：30歳、男性主訴：7の歯肉の腫脹。現病歴：10年前に深在性う蝕の治療で覆髄裏層後、メタルインレーを装着され、無症状に経過するも、1か月前から頬側歯肉が腫脹し、軽度の違和感を覚えたという。現症：頬側歯肉に軽度の腫脹、歯髄電気診（－）、垂直打診（+）。既往歴：特記事項なし。臨床的診断名：歯髄壊死、症候性根尖性歯周炎抜髄・感染根管治療の手順。① 軟化象牙質・天蓋除去④ エンド三角の除去② 隔壁形成⑤ ネゴシエーション③ 根管口の明示⑥ 根管長測定⑦ グライドパス形成／TCA法⑩ 根管貼薬・仮封⑧ 根管形成⑪ 根管洗浄・根管乾燥⑨ 化学的根管洗浄⑫ 根管充填
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