口腔漢方処方早わかりガイド
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2章 歯科で処方頻度の高い漢方薬32種46立効散(りっこうさん)ボウフウ(セリ科)の根。止痛、鎮痙、止血、止痒、化膿性疾患改善に作用。佐薬防風(ぼうふう)ケイリンサイシン、ウスバサイシン(ウマノスズクサ科)の全草。解熱、鎮痛、鼻水、鼻づまり、鎮咳(水飲による)に作用。君薬細辛(さいしん)フブキショウマ、コウライショウマ、オオミツバショウマ(キンポウゲ科)の根茎。解毒、解熱、発汗、麻疹の透発を促進に作用。臣薬升麻(しょうま)トウリンドウ(リンドウ科)の根。胃液分泌、鎮静、解熱、抗けいれん、排尿困難、排尿痛、湿疹に作用。佐薬竜胆(りゅうたん)ウラルカンゾウ(マメ科)の根。鎮静、鎮痙、鎮咳、抗潰瘍、肝機能改善、抗アレルギー、ステロイドホルモン様などに作用。使薬甘草(かんぞう)no.1半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)カラスビシャク(サトイモ科)の塊根。鎮静、鎮咳、鎮吐、抗アレルギー、抗ストレスに作用。佐薬半夏(はんげ)みぞおちがつかえ、ときに悪心、嘔吐があり食欲不振で腹が鳴って軟便または下痢の傾向のあるものの次の諸症:急・慢性胃腸カタル、酵性下痢、消化不良、胃下垂、神経性胃炎、胃弱、二日酔い、げっぷ、胸やけ、口内炎、神経症効能効果コガネバナ(シソ科)の根。解熱、血管拡張作用、止血、鎮静、利尿に作用。臣薬黄ごん(おうごん)オウレン(キンポウゲ科)の根茎。鎮静、抗痙攣、下痢の抑制、抗炎症、免疫賦活に作用。君薬黄連(おうれん)オタネニンジン(ウコギ科)の根。抗ストレス、抗疲労、強壮、脳血流増加、血糖調整、抗炎症・抗アレルギーに作用。使薬人参(にんじん)ショウガの根茎。健胃、温熱などに作用。佐薬乾姜(かんきょう)ナツメ(クロウメモドキ科)の成熟果実。食欲不振、疲れやすい、不安、動悸、抗アレルギー、抗ストレスに作用。使薬大棗(たいそう)ウラルカンゾウ(マメ科)の根。鎮静、鎮痙、鎮咳、抗潰瘍作用、肝機能改善、抗アレルギー、ステロイドホルモン様などに作用。使薬甘草(かんぞう)no.2抜歯後の疼痛、歯痛効能効果製造番号110製造番号014構成生薬構成生薬

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