口腔漢方処方早わかりガイド
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1章 処方別・西洋薬の次の一手に漢方処方19証タイプ別・漢方薬処方例実証タイプ………中間証タイプ……虚証タイプ………麦門冬湯(ばくもんどうとう)口腔や咽頭乾燥感、顔面紅潮などの症状がある方には…(滋陰剤:咽頭の乾燥感にともなう口腔乾燥)滋陰降火湯(じいんこうかとう)皮膚乾燥、粘稠性喀痰、便秘などの症状がある方には…(滋陰剤:口腔に潤いがない口腔乾燥症)五苓散(ごれいさん)➡効能&構成生薬の詳細はp48口渇、尿不利、発汗などの症状がある方には…(利水剤:口渇をともなう口腔乾燥症)白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)口渇、多汗、脱水などの症状がある方には…(清熱剤:口渇をともなう口腔乾燥症)牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)耳鳴り、胃腸が普通で食欲あり、排尿障害、足腰の冷えなどの症状がある方には…(温裏補陽剤:多尿による口腔乾燥症)保保八味地黄丸(はちみじおうがん)浮腫、足腰冷え、排尿障害、糖尿病などの症状がある方には…(温裏補陽剤:尿量の減少による口腔乾燥症)六味丸(ろくみがん)頭重、むくみ、かゆみ、便秘、排尿障害などの症状がある方には…(気血双補剤:尿量の減少による口腔乾燥症)保(保マークは2021年3月時点で効能効果より歯科保険で適用とされているものを示す。ただし、都道府県によって診療報酬算定に係る解釈が異なるのでそれぞれの通法に則っていただきたい)滋陰剤滋陰剤温裏補陽剤温裏補陽剤気血双補剤利水剤清熱剤➡効能&構成生薬の詳細はp52➡効能&構成生薬の詳細はp59➡効能&構成生薬の詳細はp59➡効能&構成生薬の詳細はp54➡効能&構成生薬の詳細はp58➡効能&構成生薬の詳細はp48

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