▶歯内・歯周治療のキーポイント:7年経過症例(図16〜18)図16a 初診時(1989.12.26).図16b 7年後(1996.7.9).図16a,b エックス線所見において,透過像は₂₁間で根尖から歯頚部まで波及しているが,付着の喪失はなかった.歯内療法と歯周基本治療のみの対応で良好な結果を得られている.根尖病変においては歯根膜が存在しているため,どんなに大きなエックス線透過像であっても,治癒する可能性がある.図17a 歯周病の抜去歯であるが,歯根膜は失われ根尖までセメント質は汚染されている.保存の見込みはない.図17b 同₇エックス線画像.このようなケースにおいて,エックス線所見にそれほど著明な透過像は現れないこともある.34
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