FGF-2と歯周組織再生療法
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FIG 4 フラップ手術における縦切開の設定位置.フラップに縦切開を加える場合には,歯の中央部(B)や歯間乳頭部(C)ではなく,歯の隅角部(A)に縦切開を行うことにより,術後の歯肉の治癒不全や裂開を可及的に回避することができる.*科研製薬より提供の図を改変縦切開CBA歯槽頂予測切開歯肉辺縁切開歯肉溝切開FIG 5 フラップ手術に用いられる切開.リグロス®の投与を予定している部位には,角化歯肉を含む外縁上皮の切除量の少ない歯肉辺縁切開を用いる.*科研製薬より提供の図を改変歯頚部の切開FIG 6 プロービングデプスと切開との関連.リグロス®を投与する部位などの歯槽骨欠損をともなう歯周ポケットが存在する部位には「歯肉辺縁切開」(ポケット上皮を切除)を,そして,フラップ手術の術野に含まれるポケットが存在しない部位には「歯肉溝切開」(ポケット上皮を保存)を用い,歯肉の可及的な保存に努める(数字:プロービングデプス).歯肉辺縁切開歯肉溝切開215323633隅角部ABC53CHAPTER 6 リグロス®を用いたフラップ手術の基本術式

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