イラストで学ぶ エンドのバイオロジー
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75症例 2主訴が『歯の変色』で現在特に痛みなどがなかった場合,プロビジョナルレストレーションで見た目が改善した途端,来院が途絶え治療が中断する可能性もあります.治療を自分事にするためには①原因究明:『なぜそうなったのか』一緒に考える②解決法提示:『どうすれば解決できるのか』を理解してもらう③ゴール設定:患者さんと術者サイドの『治る』の隔たりをなくす痛く無くなれば,『治った』と考える患者さんは多いと思いますが,本当のゴールは『正常像』治療後の定期的な経過観察が必要です.また,痛みがなかったのに,治す過程で痛みや膿が出だすこともありますが,その理由をいかにきちんと説明できるかが鍵になります.症例2のポイント治療は二人三脚①原因究明『なぜそうなったのか』一緒に考えるまずはこうなった原因を一緒に考えましょう何か思い出したことや思い当たることがあればいつでも教えてくださいね.小さい頃前歯を打ったりした記憶はありません.前に詰め物の治療をしたのは20代の頃です.そういえば出産前後に痛いこともありましたけどおできみたいなのが潰れたらおさまりました.

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