骨増生テクニック&骨補填材料国内トレンド
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7. Implant study8. Implant restoration and occlusal support6. Implant overdenture5. Immediate implant placement and functional loading4. Digital dentistry3. Soft tissue management2. Sinus oor elevation1. Bone graft and augmentation234567817. Implant study8. Implant restoration and occlusal support6. Implant overdenture5. Immediate implant placement and functional loading4. Digital dentistry3. Soft tissue management2. Sinus oor elevation1. Bone graft and augmentation23456781 本症例の注目点1. Dehiscence of Bandle bone2. Thin-Scallop Periodontal-Phenotype3. Delayed Implant Placement 本症例の治療内容とその根拠初診:2016年12月 患者:59歳、男性主訴: ₂が半年前に自然に抜けた。歯を入れてほしい。 ₂にdelayedにてインプラントを埋入。Bone defect部に対してはGBRを行いPeriodontal-pheno typeの改善も含め、CTGを併用しティッシュマネージメントを行った。埋入直後のISQ値は61であったため、即時プロビョジナルレストレーションは行わず、T-xタイプのプロビョジナルレストレーションを装着した。一次手術6ヵ月、歯頚線は反対側同名歯に近づいてきたが軟組織のさらなるボリュームを獲得するために再度CTGを行った。2ヵ月後に二次手術を行い、着脱回数を抑制する目的で印象採得を施し、プロビョジナルレストレーションを製作。審美性、歯間乳頭獲得のためティッシュスカルプティングにて歯肉のマネージメントを行い、Tranditional Contourを調整後、最終上部構造装着。パラファンクション予防としてスプリントを使用中である。図4 軟組織、硬組織ともに不足しているため、口蓋より結合組織を採取した。図1 初診時正面観。₂は半年前に自然脱落したため、軟組織の不足が認められる。図3 頬側歯肉をflapすると頬側に裂開が認められ、fen-estrationが起きている。図2 術前CT。頬側の骨が疎であり骨幅のボリューム不足が見受けられる。上顎前歯単独欠損部にインプラントを埋入し硬・軟組織増生を応用し咬合機能を回復した症例芦澤 仁(東京都開業)参考文献:Yoshino S, et al. Eects of Connective Tissue Grafting on the Facial Gingival Level Following Single Immediate Implant Place-ment and Provisionalization in the Esthetic Zone: A 1-Year Randomized Controlled Prospective Study. J Clin Periodontol 2014;41:311‒319.1図5 インプラント埋入後、自家骨とDBBMをコンビネーションにてGBRを施した。図9 インプラント審美修復のゴールは反対側同名歯および隣接歯と調和した歯冠形態と色調の回復であると同時にアバットメント周囲組織の審美的調和を図ることである。上部構造の形態はアバットメント形態同様インプラント周囲の生物学的特性を考慮しなければならない。硬・軟組織ともにマネージメントが必要であったがGBRを併用したことで骨のボリュームが、CTGを行ったことで歯肉のボリュームが獲得できた。図6 Hand book tech-niqueにて切開を行い、単純縫合、水平マットレスにて縫合。図7 6ヵ月経過後、軟組織のさらなるボリュームの獲得するため、再度CTGを行った。図8 最終デンタルX線。CEJより4mm下方に埋入し、ポジション、周囲骨も安定している。46

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