集まれ!訪問歯科衛生士ビギナーズ在宅口腔衛生管理スタートブック
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ここでは、歯科訪問診療に行く際に気をつけたい“お作法”について紹介します。その1 お宅へ伺うときの基本的な挨拶とマナー歯科衛生士十時久子P.39で紹介したように、まずは身だしなみのチェックを行いましょう。POINT1清潔感があるか身だしなみチェック患者さんのお宅へ着いたら、元気よく挨拶してお邪魔します。玄関で脱いだ靴は邪魔にならない場所に揃えます。「両手に荷物を抱えているから靴は揃えられない……」なんてことを言う前に、荷物は玄関先に置かせていただき、しっかり揃えてから上がりましょう。スリッパを用意してくださっている場合は、変に遠慮せずにお借りしましょう。POINT2用意されたスリッパは借りるのが礼儀お宅へ入ったら、まずは洗面所をお借りし、手洗い・うがいを入念に行い、それから患者さんのケアを始めるようにしましょう。洗面所をお借りするときは、必ず一声かけて了承を得ましょう。POINT3洗面所を借りる際は必ず了承を得る患者さんに挨拶をして、まずは患者さん、ご家族にその日の体調や前回の訪問からの変化(食事は食べられているか、ムセはないか、気になることはないか)などをお聞きします。あたりまえですが、患者さんのことを「おじいちゃん」「おばあちゃん」とは呼ばず、必ず名前で呼びましょう。名前の呼ばれ方にこだわりを持たれている方もいらっしゃいますので、ご家族に確認するとよいでしょう。POINT4患者さんはお名前で呼ぶ立ったままだと、患者さんが上を向いて話す形になってしまいます。そうならないように、話を聞く時には、自分がかがむか立ち膝になるかして、しっかり目線が合う姿勢をとりましょう。check□ 服や靴は汚れていないか、過度なシワはないか□ 靴下は破れていないか□ 爪は短く切ってあるか□ 服のボタンを上まで留めているか□ 長い髪はヘアゴムで束ねているか□ 髪が顔にかかっていないか□ 香りの強い香水・柔軟剤などを使っていないかおさらいチェック訪問のお作法51

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