歯周再生療法を成功させるテクニックとストラテジー
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abcf1CHAPTER 3 歯周再生療法のテクニカルポイントCASE 1f1, 2 ユニバーサルキュレットを用いて抜歯窩の掻爬と同じ要領で,可及的に一塊で除去する.f2FIG 5a~c デブライドメントの確認に使用する器材.デブライドメントは,やみくもに行うのではなく,必ず確認しながら進める.臼歯の遠心など直視が難しい部位ではミラーを用いるが,通常のデンタルミラー(a)ではサイズが大きいため,小径のミラー「ウルトラビジョン14mm」(ハーネンクラット,茂久田商会)を用いる(b).また,視野を確保するため曇り止め「ミラーのくもりどめ」(サンデンタル c)を用いると術中のストレスを軽減できる.77デブライドメントSTEP 4スケーリングルートプレーニング 続いて,根面に付着した歯石を確認し,スケーリングルートプレーニングを行う.歯石の取り残しがないように,拡大ルーペや小型のミラーなど(FIG 5)を用いて細部まで慎重に確認する.ルートプレーニング用バー,ピエゾサージェリー,Er:YAGレーザーなどの使用も効果的である.

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