歯周再生療法を成功させるテクニックとストラテジー
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baecfdCHAPTER 3 歯周再生療法のテクニカルポイントFIG 4a~g デブライドメントには,ユニバーサルキュレット(Hu-Friedy a, b), Er:YAGレーザー(モリタ e)に加えて,エアスケーラーのアングル付きダイヤモンドチップ(KAVo c)やカーバイドバー(JIADS f)なども用いる.また,根分岐部や骨欠損部の肉芽除去にスプーンエキスカベータ(Hu-Friedy d)を用いることもある.デブライドメントに必要な器具76STEP 4 デブライドメント 不良肉芽の除去を行い,骨欠損部と根面の郭清(デブライドメント)を行う.不十分なデブライドメントは,ポケットの再発などの再生療法の失敗に至る場合があるので,徹底した郭清処置が必要である.不良肉芽の除去 まずは,ユニバーサルキュレット(FIG 4)を用いて不良肉芽を除去する(CASE 1f). ダイヤモンドポイントやカーバイドバーなどの歯周骨外科用のバー(JIADS事務局)を用いると効率的に肉芽の除去が行える. 骨欠損の最深部の肉芽除去は,Er- YAGレーザーを用いると除去しやすい(CASE 1g1).不良肉芽を除去すると,出血が少なくなる(CASE 1g2).

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