新時代の歯周外科
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第1章 マイクロスコープと拡大鏡の応用Microsurgeryのポジショニング図7 Microsurgeryのポジショニング.Microsurgeryでは直視(direct view)を基本とし,どうしても死角となりうる箇所に対してミラー像やdouble view techniqueにて対応する.その術野については,部位別に,術者,介助者,そして患者の位置関係をマニュアル化することにより,効果的に明視野を確保することができる.なお,上顎前歯部の口蓋側はマイクロスコープ下では直視が困難であるため,ミラー像に頼ることになる.下顎前歯部の舌側についても同様であるが,下顎はミラー像での手技については熟達を要するため,ミラー像は視診のみに用いることとし,処置においては患者の上体を起こして前屈姿勢にし,できる限り直視にて行うほうが効率的である.■術者:₂~₃時■介助者:₉時or₄時■患者:右回旋,後屈上顎右側大臼歯 口蓋側下顎左側大臼歯 舌側下顎右側大臼歯 頬側上顎前歯 唇側下顎前歯 唇側上顎左側大臼歯 口蓋側下顎右側大臼歯 舌側下顎左側大臼歯 頬側上顎左側大臼歯 頬側上顎右側大臼歯 頬側■術者:₂~₃時■介助者:₉時or₃時■患者:後屈■術者:₁₀時■介助者:₁~₂時■患者:左回旋,やや後屈■術者:₈時■介助者:₃時■患者:左回旋,前屈■術者:₂~₃時■介助者:₉時or₄時■患者:やや後屈■術者:₁時■介助者:₃~₄時■患者:右回旋,やや後屈■術者:₁₁時■介助者:₃時■患者:左回旋,後屈■術者:₁~₂時■介助者:₃~₄時■患者:右回旋,やや後屈29

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