はじめての矯正歯科技工
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11第2章 矯正歯科技工に用いる器具図2-4a, b 図aのようにアダムスプライヤーの把持面がぴったりと接触する状態であったとすると,図bのように先端でワイヤーを把持した場合,内側が狭く外開きになってしまうので,ワイヤーが先端から外方に滑ってしまい把持が不確実となる.図2-5a〜c 矯正歯科技工では多用されているプライヤーの1つである.先端から丸い段差があり(図aの黒矢印),溝のある平面を有する形態となっている.先端を用いて直径0.7mm以下のワイヤーが屈曲できる.円柱は段差に伴い徐々に太くなっており(図aの黒矢印),Uループの屈曲やヘリカルループの屈曲もできる.把持部にある溝(図aの赤矢印)を利用して太さ0.5mm以上のワイヤーを確実に把持でき,直角に屈曲することができる.ヤングプライヤー(Young pliers)ababc間隙がない

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