*1Karim Corbani, DCD, MScDepartment of Esthetic and Restorative Dentistry, Faculty of Dental Medicine, Saint Joseph University, Lebanon; Doctorate School of Science and Technology, Lebanese University, Lebanon*2Louis Hardan, DCD, PhDDepartment of Esthetic and Restorative Dentistry, Faculty of Dental Medicine, Saint Joseph University, Lebanon*3Hasan Skienhe, BDS, MSc, PhDDepartment of Prosthodontics, Faculty of Dental Medicine, Lebanese University, Lebanon*4Mutlu Özcan, DDS, MSc, PhDDivision of Dental Biomaterials, University of Zürich, Clinic for Reconstructive Dentistry, Zürich, Switzerland*5Nawal Alharbi, BDS, MSc, PhDDepartment of Prosthetic Dental Science, School of Dentistry, King Saud University, Riyadh, Kingdom of Saudi Arabia*6Ziad Salameh, DDS, MSc, PhDResearch Center, Faculty of Dental Medicine, Lebanese University, Lebanon目的:3Dプリントされたコンポジットレジンクラウンとミリングされたコンポジットレジンクラウンの耐破壊性と破折パターンを、異なる材料の厚さを関数として評価する。材料と方法:異なる厚さ(0.5、1.0、および1.5mm)の全被覆コンポジットレジンクラウンを製作するために、3つのタイポドント歯上で支台歯形成を行った。口腔内スキャナーを使用してマスター模型をデジタルスキャンし、STLファイルから、材料の厚さ(n=10)と製作方法(3Dプリントグループ[3D]:SLAプリンターを使用したグループと、ミリンググループ[M]:ミリングマシンを使用したグループ)に応じて2つのグループに分け、計60個のコンポジットレジンクラウンを製作した。すべてのクラウンを、ステレオリソグラフィー(SLA)で製作<翻訳>渡邉知恵*1/宮崎 隆*2(*1昭和大学歯学部歯科保存学講座歯科理工学部門、*2昭和大学国際交流センター)キーワード:アディティブ法、3Dプリント、コンポジットクラウン、CAD/CAM、耐破壊性、破折パターンされた模型に接着固定した。その後すべてのサンプルに熱機械的負荷をかけてから破壊試験を行い、破壊荷重[N]を記録し、破折パターンを評価した。データを二元配置分散分析の後ボンフェローニ補正を行って統計的に分析した。有意水準をα=0.05に設定した。結果:3Dグループは、3つの試験片の厚さで、Mグループと比較して耐破壊性の最高値を示した(P<0.001)。3DグループとMグループは、0.5mmの厚さ、1.0mmの厚さと比較して1.5mmの厚さで、有意に高い破壊荷重を示した。1.5mmの厚さではそれぞれ2,383.5±188.58Nおよび1,284.7±77.62N、1.0mmの厚さではそれぞれ1,945.9±65.32Nおよび932.1±41.29N、両方のグループで最低値を示した0.5mmの厚さではそれぞれ1,345.0N±101.15Nおよび519.3±32.96Nの破壊荷重であった。1.5mmの厚さでは、修復不可能な破折の発生率が高くなった。28selected 要約 article from IJCd3Dプリントされたコンポジットレジンクラウンの耐破壊性と破折パターンに及ぼす材料の厚さの影響Karim Corbani*1/Louis Hardan*2/Hasan Skienhe*3/Mutlu Özcan*4/Nawal Alharbi*5/Ziad Salameh*6
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