咬合の岳をゆく
5/6

咬合の道標4 岳の頂上を目指して! 患者本位の咬合をたどって図8,9 2回目の顎間記録では,咬合平面が整った咬合床を試適し,垂直的な顎間関係を顔面計測法ならびに下顎安静位利用法にて確定した後,インプレッションペースト(ジーシー)にて顎間関係を記録した.図10〜12 1回目の人工歯排列では,上顎臼歯部はリンガライズド人工歯(ジーシー)を排列し,下顎臼歯部はワックスによるフラットなオクルーザルテーブルを製作した.このとき,オクルーザルテーブルとの咬合支持につては第一,第二小臼歯および第二大臼歯は1点で,第一大臼歯は2点での計5点,左右側で計10点の咬合接触(オクルーザルコンパス)を付与している.図13 リンガライズド人工歯の咬頭頂と相対するオクルーザルテーブルにて咬頭嵌合位の水平的な位置を表現している.このCBTDを登載した治療用義歯が咬頭嵌合位を指し示す羅針盤(オクルーザルコンパス)として機能し,つねに咬頭嵌合位を追跡することができる.図14〜17 1回目のろう義歯試適では,垂直的な顎間関係を顔面計測法ならびに下顎安静位利用法にて確認した後,左右側計10点の咬合接触をトクヤマフィットテスター(トクヤマデンタル)にて確認した.インプリントⅡライトボディ(3M ESPE)にて上顎歯列をリマウンティングした.1012a1416891112b151771

元のページ  ../index.html#5

このブックを見る