新版QAで悩み解消!図解SRPテクニック
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125第4章 テクニックの引き出しを増やそう!隣在歯レストレストが術部に近くキュレットの動きが安定しやすいため、硬い歯石や細かい動きに適応できる。患者さんの顔や顎の向きと、レスト指と中指を密着させるのがポイント。▲◦術者の位置10~12時(術者の身長に応じて調整)◦患者の顔の向きやや右向き、顎はやや上向き◦開口度大きく開口◦レストの位置処置歯の隣在歯(レスト指は薬指)◦使用キュレットオリジナル11、ミニファイブ11◦ミラーの使用使用しない術者の位置チェアを少し下げ、背中を丸めず、伸ばしたまま少し前かがみに直視する。また大きく脇を開け、手首が曲がらないようにする。フィンガーオンフィンガーレスト隣在歯レストで処置がしづらい場合、フィンガーオンフィンガーレストを用いるとアクセスしやすくなる。土台となる左手人差し指は咬合面に直角に交わるように置くが、そのとき口唇を巻き込まないよう、また左手には力を入れないよう注意する。ただし₇に対しては、口唇が引っ張られすぎるなど、口腔の構造上無理が生じるため用いない。 ▲◦術者の位置9〜11時◦患者の顔の向きやや右向き◦開口度大きく開口◦レストの位置₆₅に左手人差し指または親指を置き、その上にレストをとる(レスト指は薬指)◦使用キュレットオリジナル11、ミニファイブ11◦ミラーの使用使用しない術者の位置患者さんと術者との距離が近くなりすぎないようにする。を置き、キュレットを挿入します。それから術者は姿勢を正し、側方圧をかけてSRPを開始します。のぞき込んだままの姿勢で処置を行うと術者の体に負担がかかるだけでなく、手首が曲がったままで処置を行うため、手や指に負担のかかる施術となってしまいます。

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