新版QAで悩み解消!図解SRPテクニック
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124上顎右側臼歯部の舌側近心面を処置する際のレスト一覧術者の位置患者さんに近づきすぎない程度で、かつ自分のひじの前腕の長さに合わせて距離をとる。術者の位置脇を開けて手首をまっすぐに、かつ手の甲が上を向くようにする。チェアの高さは口腔外レストのときより高めに設定する。口腔外レスト(基本的なポジション)術部とレストが離れているが、大きく開口してもらい、中指を術部に近づけることで安定感が増す。側方圧は人差し指でかける。▲◦術者の位置9時◦患者の顔の向きやや右向き◦開口度大きく開口◦レストの位置下顎(レスト指は薬指または小指)◦使用キュレットオリジナル11、ミニファイブ11◦ミラーの使用術野の確保のため使用上顎右側臼歯部舌側近心面はこのレストをとると処置しやすい1この部位のキュレット挿入時には、下記に示した術者の位置から術部が見えないこともあります。そうした場合は、挿入時のみ術部を覗き込むようにしてレスト反対側レスト₆への処置。レスト指とキュレットを把持する中指を離し、力を強めにかけたレスト指を支点にキュレットを動かしていく。レスト指は、爪の間に咬頭を置くようにすると安定する。他にあまりない指の使い方だが、慣れてしまえば便利である。なおこのレストは根分岐部病変への処置時にも用いやすく、複雑な形態の根面でも安定したキュレットの動きが可能となる。▲◦術者の位置7時◦患者の顔の向き正面かやや右向き、場合によりやや顎を上げる◦開口度大きく開口◦レストの位置₅₆付近、上顎左側咬頭(レスト指は薬指)◦使用キュレットオリジナル11、ミニファイブ11◦ミラーの使用術野の確保のため使用

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