下顎総義歯吸着テクニック ザ・プロフェッショナル
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上顎概形印象を綺麗に採るために☞クリアーな印象により、ハイレベルな技工作業が行える良好な顎堤前歯部フラビーガム口蓋骨隆起図3 3種類の上顎概形印象採得法。3)口蓋骨隆起のあるケース 図3の右列に、口蓋骨隆起のあるケースを示す。軟らかめのアルジネート印象材を頬唇側部に置いた後、口蓋隆起の周りに印象材を置き、二次印象材を盛ったトレーを前方から後方に向かって上方に回転させて印象を採得する。骨隆起の前後に大きな気泡が入るのを避けるためである。②上顎個人トレーの後方部の決定 印象体を一度口腔外に取り出し、余剰部分をハサミやナイフで取り除く。 アーライン法にて軟口蓋が振動する帯状の部分を見つける。次に術者が鼻をつまんで患者に鼻から息を出すように命じると、硬口蓋のすぐ後ろにある軟口蓋が下垂するので、硬口蓋と軟口蓋の境界を簡単に見つけることができる(Nose -Blow Eect 法)。トレーのラインはこの境界をわずかに超えた軟口蓋にペンで直接描く。印象体を図のように口腔内に戻し顎堤に圧すると印象体にラインが移③①②④③①②③①②Part578

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