マイクロデンティストリーYEARBOOK2017
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82 筆者はポリ袋19号に穴を開けてドレープにし,患者さんごとに交換しています.鏡筒にはサランラップを巻いています.③鏡面反射ミラーカバー(図3) 顕微鏡治療では鏡面反射ミラーが必須ですが,洗浄や滅菌時に傷がつきやすい鏡面をシリコーンのカバーで覆ってガードしています.④録画装置(図4) 顕微鏡治療の最大のメリットは処置内容を動画で患者さんと共有できることです.筆者は治療映像をカリーナプレゼンターで録画し,術後に患者さんに説明しています.必要不可欠な装置だと思います.2.エンド治療用のグッズ①ラバーダム防湿(図5) エンド処置で一番大事といっても過言ではないラバーダム防湿.唾液のリークがあっては本来の防湿は達成できていません.歯の形態などどうしても隙間ができてしまうこともしばしばあり,筆者はスペースが小さければパテ,大きければフィットシールで封鎖しています.②プラガー(図6) 筆者は根管充填材はすべてMTAを使用していま図2 顕微鏡のドレープ.厚さの0.03mm(厚いと使いにくい)のポリ袋19号(400×550mmアスクル).鏡筒はサランラップでカバー.▶全般的なグッズ図4 録画装置.Carina社製 ADMENIC DVPはチャプターが付けられるので,説明したい場所に瞬時に移動することができる.図1 スチールケース社製センサーチェア.肘掛けは高さと幅が調整できるものが使いやすい.体型にあった椅子選びが治療の精度を向上させ,術者の疲労を軽減する.図3 鏡面反射ミラーカバー「MIRROR GEAR」(茂久田商会).滅菌時に他の器具とあたって傷が付くのを防いでくれる.別冊the Quintessence 「マイクロデンティストリー YEARBOOK 2017」PART3 new topicsマイクロスコープのここが知りたい!Q&A

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