インプラントオーバーデンチャーの臨床とエビデンスQ&A
6/6

211図2a 下顎において固定性上部構造の支台のインプラントが喪失した場合でも,各段階において,IODに改変することは可能である.インプラントが減った場合にもIODの考え方でインプラントは生かせる図3a,b 上顎前歯部にインプラントが残り,これをIODの支台として利用する場合には小臼歯部の残存する場合と比べ,下顎から加わる咬合力が義歯床を上上方に移動させる力として働き,大きな側方力を与えることになるので(図中とAとP),支持のみを期待するか,磁性アタッチメントなど側方力を軽減できるアタッチメントを選択する.上顎IODの変位量とインプラントの配置との関係Implant postionMaximum deection(mm)10.80.60.40.20APAP■ レジン床■ 金属床図2b 上顎において固定性上部構造の支台のインプラントが喪失した場合,通常は不利と考えられる前歯部に残った場合でもIODに改変することは可能である.2本4本6本0本2本4本6本0本1本3本5本0本abQ.54 固定性上部構造からインプラントオーバーデンチャーへ改変する場合の注意点と時期は?

元のページ 

page 6

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です