インプラントオーバーデンチャーの臨床とエビデンスQ&A
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165スタッドアタッチメント(ボールアタッチメント) 図1 ボールアタッチメントの構造.義歯床構造ハウジングボールアタッチメント2本以上で使用する場合には,なるべく平行に使用する図2 ボールアタッチメントを2本以上のIODで使用する場合には,回転軸が生じるので平行に使用する必要がある.また,3本以上使用する場合には,回転軸が複数形成され,これにより回転が相殺されることで固定効果を生む可能性がある.アンカーアタッチメント図3 ロケーターアタッチメントはメール部が義歯床側にあり,それがアバットメント上のフィメールと勘合し維持力を発揮するアンカータイプのアタッチメントである.メタルハウジング内の樹脂製の維持パーツには硬さの異なるものがあり,維持力が変更できるとともに,その弾性により義歯床の回転沈下を許容する.義歯床構造メール部(樹脂製)ロケーターアタッチメント図4 複数のインプラントにロケーターを互いに平行に設定する方法として,インプラントをバーで連結し,その上に設定することもできる.Q.40 インプラントオーバーデンチャーのアタッチメント選択に際して何を知っておくべきか?

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