今さら聞けない歯科用CBCTとCTの読像法
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今さら聞けない歯科用CBCTとCTの読像法■上顎前方部の脈管と眼窩下動脈(矢頭),前上歯槽枝(矢印)図3-2a~c a:上顎前方部の歯および歯周組織に分布する脈管の解剖図.b:眼窩下動脈(一部,前上歯槽動脈)の走行を示す歯科用CBCT画像(眼窩下方レベルのaxial像).c:bの解剖図.前上歯槽枝は眼窩下管の後部で眼窩下動脈から分枝し,眼窩下孔の下で前壁に達する.その後,内側に向きを変え,上顎前歯や歯肉に分布する.歯科用CBCT画像上では眼窩下孔や上顎洞前壁部を走行する管状のbonedefectareaとして認められる(矢印).abc■鼻腔外側や鼻中隔の脈管と蝶口蓋動脈(矢頭),蝶口蓋管(矢印)図3-4a~c a:鼻腔外側や鼻中隔に分布する脈管の解剖図.b:蝶口蓋動脈の走行を示す歯科用CBCT画像(上顎洞上方レベルのaxial像).c:bの解剖図.蝶口蓋動脈は翼口蓋窩から蝶口蓋管を通って蝶口蓋孔から鼻腔に開口し,鼻腔外側や鼻中隔に分布する.歯科用CBCT画像上では蝶口蓋管(矢印)を通って,蝶口蓋孔から開口するbonedefectareaとして認められる.abc■上顎口蓋部の脈管と大小口蓋動脈の走行図3-3a~c a:上顎口蓋部の歯周組織に分布する脈管の解剖図.b:大小口蓋動脈の走行を示す歯科用CBCT画像(上顎洞中央レベルのaxial像).c:bの解剖図.大口蓋動脈は翼口蓋窩から大口蓋管を通って大口蓋孔から骨口蓋に走行し,上顎口蓋部に分布する.小口蓋動脈は小口蓋管を通って小口蓋孔より開口し,臼後部や軟口蓋に分布する.歯科用CBCT画像上では大口蓋管(矢印),小口蓋管(矢頭)を通って大口蓋孔,小口蓋孔から開口するbonedefectareaとして認められる.abc上顎洞上顎洞上顎洞57

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