99%保険治療でも他院に負けない 予防を超える与防歯科
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60 ピンときた方もおられると思いますが、いきなり10%の患者さんが減り、4兆円も総医療費が減少したら、社会は大変なことになってしまいます。 おそらく経営が成り立たなくなる病院が大部分でしょう。 そこには、警備員・清掃員を含めすべての従業員の生活がかかっています。 医療費の1/3が税金で賄われているとはいえ、金は天下の回り物ですから、従業員の所得税も国の財源であることには違いないのです。 しかし、生産者人口が減少することが避けられないわが国において、増え続ける医療費は、医療の質を低下するどころか、世界に誇れる日本の健康保険のシステムを崩壊させるとさえいわれています。 そういえば、介護保険がいつから制定されたか覚えていますか? 2000年にスタートした介護保険は、医療と介護を切り離して、新たな別の集金システムを作ったわけです。 しかし、医療費総額は膨らむ一方ですから、これ以上国民を騙すことは不可能な状況なのです。 このまま指をくわえて、成り行きに任せていてもよいのでしょうか? やはり、徐々に予防が浸透して、じわりじわりと患者さんが減るしかないということになりませんか?35健康保険システム崩壊の危機

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