臨床家のための矯正 YEARBOOK 2016
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図1 Straight Wire Edgewise System (SWES)./2016,KOGA診断・治療方針Cephlometric SummaryArnett-McLaughlin分析McLaughlin デンタルVTOCeph VTOTetragon評価システムスーパーインポーズ法セルフチェック参考書1:プリアジャストエッジワイズ法 (プロスペクト,1994年)2:矯正治療と歯列のマネージメント (ISIS MEDICAL MEDIA,1998年)3:システマイズド オルソドンティク メカニクス (エルゼビア サイエンス,2002年)4:Bennett-Mclaughlin矯正歯科治療メカニクスの基本 (永末書店,2015年)5:ストレートワイヤーエッジワイズシステム McLaughlinシステムのエッセンスと症例 (永末書店,2016年)*第1期治療システム*外科矯正治療*口腔衛生管理*CR志向性の診断*CR志向性の評価SWES(McLaughlin-Bennettシステム4.0+PPAS/4G)マネージメント+矯正,外科用コンピュータ臨床研究とフィードバック治療システム(McLaughlin-Bennettメカニクス4.0+PPAS/4G)1:アプライアンス2:ブラケッティング 1)DBS 2)Q-IDBS3:メインメカニクス 1)ブラケッティング 2)アーチフォームとアーチワイヤー 3)レベリングとアライニング 4)スペースクロージング  (スライディングメカニクス) 5)OJ-OBコントロール 6)フィニッシング 7)保定システム*CR志向性の治療  サブメカニクスTwin Block機能装置インプラントアンカーⅡ級コレクターHyconディバイス大臼歯遠心移動メカニクス拡大装置固定システム等072臨床家のための矯正YEARBOOK 2016はじめに Andrewsにより開発されたSWA(straight wire appliance)はRoth-SWA(Roth set-up),McLaughlin- Bennett-Trevisiシステムを経て,現在のMcLaughlin Bennettシステム4.02へと進化している.筆者らはこれらのシステムをProgrammed and Preadjusted Appliance System(PPAS)と総称していたが,最近では私達の臨床体験を加えStraight Wire Edgewise System (SWES)としてこの構成を検討している.こ症例概要 患者は22歳10か月,女性.主訴は上顎前歯の突出,上口唇の突出,口唇閉鎖不全であった.側貌所見ではコンベックス型であり,上口唇の突出感が認の名称はMcLaughlinとも協議した.図1は,現段階でのSWES(McLaughlin Bennettシステム4.0+Japanese data)を表している. 今回,本システムを用いて治療した著しい上顎前突症例を報告する.[PPAS矯正歯科臨床研究会]McLaughlinシステムを用いて治療した,著しい上顎前歯の突出を認めるAngle Ⅱ級1類症例Angle Class II div1 Malocclusion Case with Severe Protrusion of the Maxillary Incisors Using McLaughlin Bennett System.Hiroki Hayashi千葉県開業 林歯科矯正歯科医院連絡先:〒294‐0036 千葉県館山市館山1052林 宏己特集 永久歯列の上顎前突を極める 第Ⅰ部 スタディグループによる症例提示

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