改訂新版 歯科インプラント治療ガイドブック
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4 この教科書の改訂は,「平成26年 国家試験出題基準」における「歯科医学各論 Ⅴ 歯質・歯・顎顔面欠損による障害とその他の口腔・顎顔面の機能障害」内,「8 インプラント義歯による治療」の項目において,「平成22年 国家試験出題基準」より,さらに多くの項目が追加で取り上げられたことに端を発している.その内容は,表1のとおりである. これら以外にも,材料(骨補填材を含む,「3-1 材料」参照),画像診断(「2-5 術前の画像診断とそれに基づくステント作製」参照),高齢者への歯科治療(「2-1 医療面接と診察」参照)といった項目において,歯科インプラント治療に大きくかかわっている内容が含まれている. こういった歯科インプラント治療に関する国家試験出題基準すべてに対して,本書だけで十分対応できるように,まとめている.表1 「平成26年 歯科医師国家試験出題基準」における「インプラント義歯による治療」に取り上げられている項目と本書における対応.国家試験出題基準に即した構成について項目備考本書対応箇所オッセオインテグレーションの獲得初期固定(一次固定),生物学的固定(二次固定)を含む2-7 手術 2.免荷期間3-2 オッセオインテグレーションの概念補綴装置の設計アバットメントの種類,固定方法(スクリュー固定,セメント固定)の選択,インプラントオーバーデンチャーを含む2-9 上部構造インプラント埋入の治療計画1回法と2回法の選択を含む2-3 治療計画の立案インフォームドコンセント他の補綴治療法との違いについての説明を含む2-1 医療面接と診察2-2 診断外科処置コンピュータ支援手術,骨造成等の付随手術および二次手術の術式を含む2-7 手術1.一次手術 2.免荷期間 3.二次手術4.骨増生(造成) 5.コンピュータ支援手術プロビジョナルレストレーション荷重時期の選択を含む2-9 上部構造補綴装置の印象採得クローズドトレー法,オープントレー法を含む2-9 上部構造顎間関係の記録2-4 診断用ワックスアップから診断用ステント作製補綴装置の製作2-9 上部構造補綴装置の装着2-9 上部構造合併症2-11 偶発症 1.手術関係 2.上部構造関係患者指導メインテナンスを含む2-10 メインテナンス

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