一般開業医ができるアンカースクリューを使ったLOT
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12 カースクリューを植立し,エラスティックチェーンをワイヤーにかけておく.6か月程度の時間を要するが,₄₅₆の圧下ができる(第4章参照).下顎に最終補綴物を装着できるようになった(図F-3). このように,圧下したい部位周囲にアンカースクリューを植立して,“力系”を考慮して矯正力を発揮させれば容易に矯正歯科治療が行える.アンカースクリューを用いることによって,ブラケットもアーチワイヤーも必要なく,簡単に補綴前矯正歯科治療が行えるのである. 対合歯の喪失により挺出した₅₆₇にバーを接着した暫間被覆冠を装着し,₆の頬側と口蓋側にアンカースクリューを植立してエラスティックチェーンで圧下させた(図G-1~3).図G-1 図G-2 図G-3 図G-4 図F-3 症例G

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