2626表2 筆者の考えるCR修復の適応範囲の基準(参考文献1より改変・引用)①水平的欠損(破折)歯冠部の50%欠損くらいまで適応*患者の審美的要求や予知性への要求度から判断する.⇒27ページ捻転度20度くらいまで適応*捻転歯をCR修復する場合,捻転の内側部のコンポジットレジンが厚くなる.そのため適切なコンタクトを与えることや色調のコントロールが難しくなる.⇒32ページ離開幅6mmくらいまで適応(歯冠長とのバランス)*2mmまでなら診断用ワックスアップなしで修復可能.離開幅が大きい場合は診断用ワックスアップを行いシリコーンガイドを用いる.⇒35ページ歯頸部のブラックスペース(ブラックトライアングル)はほぼ適応.歯間部は正中離開と同様*隣接面のコンタクトが得られている場合はマトリックスを用いる.得られていない場合は正中離開と同様,診断用ワックスアップを行う.⇒42ページ位置に問題がなければほぼ適応*ほとんどの場合,モックアップまたは診断用ワックスアップを行う.技術的な難易度は高い.⇒46ページ変色度合による*ホワイトニングとの併用で修復を行うが,完全な審美的改善は難しいこともある.⇒54ページ②捻転歯③正中離開④ブラックスペース⑤コンポジットベニア・矮小歯⑥変色歯⑦その他:う蝕,歯頸部 ⇒57ページ
元のページ ../index.html#1