カリオロジーダイジェスト
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1日本と世界のう蝕事情かつて「むし歯の洪水」と呼ばれていた時期に比べると、現在の日本では「う蝕が減っている」とよく聞かれますが、その解釈は正しいのでしょうか。本章ではまず、日本におけるう蝕の疫学について、昭和と令和のデータや年齢別のデータ、さらには世界各国と比較したデータで検証していきます。Cグループは、19歳以下の時点までは低い割合が保たれているが、20歳以上になるとBグループとほとんど差がなくなっているDグループは、10代後半になっても低い割合が保たれている36.314.65~986.469.734.794.988.973.947.196.090.589.9Aグループは、10代後半の時点ですでにほとんどの人がう蝕経験を有しており、そのまま50代前半となっている98.596.290.2(%)10090807060504030201010~1415~1920~2425~34昭和VS令和 カリオロジーの最新情報26章第0図1-1 日本人のう蝕は本当に減ったのか?昭和と令和では、「むし歯の洪水」の意味が違う

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