3親指でハンドルをしっかり押さえるモディファイド・ペン・グラスプ(執筆法変法)。中指、親指、人差し指の付け根(第二~第三関節の間)の3点でスケーラーをしっかり固定して把持します。人差し指の先端はハンドルに軽く添える程度にし、人差し指の先端を浮かせてもスケーラーが動かないように上記3点で把持します。親指と人差し指の先端でつまむようにハンドルを把持する方がいますが、それは誤りです。2親指の力で人差し指の付け根(第二~第三関節の間)にハンドルを押しつけてハンドルを固定する1中指でシャンクの付け根をしっかり押さえる❶ ターゲットとする歯肉縁下歯石の位置を確かめる❸ ハンドルを倒す方向(にある隣在歯の咬合面・切縁等)に支❹ そこに支点を置いたときにモディファイド・ペン・グラスこの方法でポジショニングすれば、特にどこの歯はこのポジション、といちいち覚えることはありません。最初に自分の位置を決めるのではなく、まずターゲットの歯石を決め、歯石底部にカッティングエッジが適切にあたるようなスケーラーの位置を決め、ハンドルを倒す方向を決め、倒す方向に支点を置いたときにハンドルを持ちやすい位置に自分が動く、という方法でポジショニングすると、いつも最適のポジションでSRPを行うことができます。その実例は、本項後半の74~107ページでお示しします。どうしても側方圧がかけにくいときは、180°反対に回り込んでみると、持ちやすく動かしやすいこともあります。 その歯石にグレーシー型キュレットのカッティングエッジをあてたとき、歯石をパチンとはじくために効率的な、ハンドルを倒す方向を決める点(レスト)を置くプ(執筆法変法)で持ちやすい位置に自分が動く65❷
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