チェアサイドQ&A
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歯周病う蝕口臭咬合・咀嚼口呼吸唾液フッ化物SRPインプラントエックス線検査▼この答えの根拠となる文献はコレ!791.Tamura K, et al. Distribution of 10 periodontal bacteria in saliva samples from Japanese children and their mothers. Arc Oral Biol. 2006 May;51(5):371-7. PMID 16269128(日本人児童とその母親の唾液サンプル中の10種類の歯周病菌の分布) 日本人児童と母親の唾液中に存在する歯周病菌および歯周病関連菌の計10菌種について、PCR法を用いて分布を調べたところ、母親の口腔内に歯周病菌が存在する場合、子どもの口からも高頻度で歯周病菌が検出されることが示された。2.Cortelli JR, et al. Etiological analysis of initial colonization of periodontal pathogens in oral cavity. J Clin Microbiol. 2008 Apr;46(4):1322-9. PMID 18287326(歯周病菌の口腔への初感染に関する疫学解析) 12歳以下の年齢層では口腔内からPorphyromonas gingivalis (P. gingivalis)が検出されないが、13〜18歳の年齢層では約10%、19〜44歳の年齢層では約60%の被験者の歯周ポケットからP. gingivalisが検出されることを示した研究。3.Booij-Vrieling HE, et al. Comparison of periodontal pathogens between cats and their owners. Vet Microbiol. 2010 Jul;144(1-2):147-52. PMID 20189734(ネコと飼い主の歯周病菌の比較) 飼い猫と飼い主の口腔内からそれぞれ検出された歯周病菌Tannerella forsythiaが同じ遺伝子型を示すケースがあることから、ペットから飼い主への歯周病菌の感染が生じている可能性があることを示した論文。

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