基礎から学ぶデジタル時代の矯正入門
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aabbabファイナル計画ラケット位置を比較できる(図11-33)。患者個々のデジタルIDBを行うためのもう1つの方法として、IDB専用のジグを使用する方法が考えられる(図11-34)。ジグ(青色で示す)とは、2本のアームを使用したブラケットスロットに親密に連携したエレメントである。1本目はブラケットスロットにしっかりと固定され、ブラケットを特定の方向でジグに保持できるようになっており、2本目は長方形の断面をもち、対応する設計の穴をとおして専用の咬合ウェハーにはめ込む(図11-35)。このウェハーは、歯の咬合面に確実に固定される。ブラケッ11 インオフィスデジタルインダイレクトボンディング190図11-32 (a、b)3Dプリントされたオープンタイプボンディングトレイを用いた上顎・下顎歯列の接着。図11-33 臨床における最終的なブラケット位置(a)と、計画したブラケット位置(b)の比較。図11-31 (a、b)石膏模型に装着されたオープンタイプボンディングトレイ。

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