cabdきたら、金属を研磨し、ネジを配置して、レーザー溶接で固定する(図7-2f)。この方法で製作された装置は、従来の方法で製作された装置よりもはるかに精度が高い。デジタルで設計し、歯科技工所で製作可能なその他の標準的な装置には、以下が含まれる。• ネジと舌シールド付きの標準上顎急速拡大装置(図• リバースプルヘッドギア用のエクステンション付き標準上顎急速拡大装置(図7-4)• 標準のHerbst装置(図7-5)• 標準のHerbst Forsus(3M社、図7-6)• ツインブロック(図7-7)7-3)最初の症例では、臨床医が口腔内スキャンを行う前に歯科矯正用アンカースクリュー(temporary anchorage device:TAD)を設置する(図7-8a)。スキャンデータが歯科技工所に届くと、画像のチェックが行われる。最初のステップでは、装置の設計に使用するファイルの精度を上げるために、スキャンデータとTADの実際の筆者が設計したカスタマイズ装置のプロトタイプ 107図7-7 (a~d)ツインブロックのデジタル設計とプリント。筆者が設計した カスタマイズ装置のプロトタイプ3D技術を使用した新しい装置の設計においては、オペレーターの技量と装置使用時の患者の快適性に注意しておかなければならない。学習曲線をたどった後、オペレーターは新しいアイデアを創造し、CADソフトウェアを使用して独自の新しい矯正装置を設計することができるようになる。たとえば、筆者はベネスライダーをベースにして2つの矯正装置を設計した1。カスタマイズされた3Dプリント矯正装置の例TADを先に設置したベネスライダー
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