「圧下」のための歯科矯正用アンカースクリューテクニック
4/6

対応治療の実際図4-3b 口蓋側への牽引を中止。以降、頬側からの牽引のみに変更。図4-3a4ヵ月後の来院時、口蓋側への牽引力が予想に反して大きく、その力に負けて当該歯が口蓋側に傾斜している。4ヵ月後図4-2a、b 口蓋側にシングルヘッド1.6を2本(6mm)、頬側にデュアルヘッド1.6を2本(8mm)埋入。挺出患歯の対合歯は欠損していることが多いため、その咬合面にパワーチェーンをかけると効率的である。アンカースクリューの埋入位置は、解剖学的制限を受けることがあるため、利用できる位置にパワーチェーンをかける方法を考える。本例では、即時にパワーチェーンを装着し、圧下を開始した。頬側、口蓋側の双方から力をかけている。圧下開始アンカースクリュー埋入と同時に、圧下開始1圧下中、予想外の力で当該歯が口蓋側に傾斜してしまった2 頬側からの牽引のみに変更369

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です