オーラル・インプラント・リハビリテーション・シリーズ Vol.1
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トレーニングの内容図3.2.⑥a,b胸骨舌骨筋肩甲舌骨筋顎下リンパ節舌骨耳下腺顎下腺顎舌骨筋顎二腹筋、前腹胸鎖乳突筋トレーニングが関与する筋肉図3.2.⑥c、d図3.2.⑥d 顎下リンパ節、オトガイ下リンパ節なども舌骨上筋周囲に存在するので、合わせて軽い圧を加えて活性化させる。舌骨上筋は顎二腹筋(舌骨に間接付着)、茎突舌骨筋、顎舌骨筋、オトガイ舌骨筋、舌骨下筋は胸骨舌骨筋、甲状舌骨筋、肩甲舌骨筋、胸骨甲状筋が存在し、嚥下時に舌骨を中心として動作する。図3.2.⑥c 舌骨を中心に舌骨上筋、舌骨下筋にわかれる。主なものには顎二腹筋があり、下顎骨の内部に存在する。 顎の下、頚の前面の中央に母指と示指を約7.5~10cm離して置き、軽くつまむようにして舌骨を探す。抵抗を感じない場合、少し指を下げて再びつまんでみる。抵抗構造を見つけるまでこれを繰り返す。患者に嚥下を頼んでみるのもよい。舌骨が動くのではっきりと捉えることができる。舌骨に付着する筋肉は触知できるが、識別はほぼ不可能である(舌骨上筋の中で、顎二腹筋は舌骨に間接付着している)。 舌骨上筋へやさしく圧をかける。合わせて、顎二腹筋にも圧をかける。 舌骨下筋へやさしく圧をかける。図3.2.⑥b 下顎角から、耳下腺まわりも軽く圧をかけ、リンパ節に刺激を与える。図3.2.⑥a 舌骨上筋部分へ軽く圧迫を与え、舌骨下筋部分はより軽い圧を加える。Radlanski RJ, Wesker KH. グラフィックス フェイス 臨床解剖図譜.東京:クインテッセンス出版,2013;126.より引用・改変James H.Clay, David M.Pounds. クリニカルマッサージ.ひと目でわかる筋解剖学と触診.神奈川:医道の日本社,2012;84.より引用・改変茎突舌骨筋顎二腹筋後腹顎二腹筋前腹胸鎖乳突筋胸鎖乳突筋舌骨舌骨下顎骨顎舌骨筋胸骨舌骨筋甲状軟骨顎二腹筋前腹顎二腹筋後腹81Oral Imprant Rehabilitation Series3.2 プロビジョナルレストレーション装着期間中の口腔周囲筋トレーニングの方法

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