ピエゾのススメ
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2部4章1 支台歯形成島田昌明65図2‐4‐1‐1 術前口腔内写真。抜歯後インプラント補綴治療、は歯冠修復治療を計画した。図2‐4‐1‐2 術前のデンタルX線写真。関しては、根尖病変は認められないものの、再根管治療後に歯冠修復治療を行うこととした。図2‐4‐1‐3 歯肉縁下の形成を行う場合、回転器具では圧排糸を巻き込んでしまうため、エキスカベータなどで辺縁歯肉を排除しながら形成を行う必要がある。図2‐4‐1‐6 SG15Aのダイヤモンド粒子の粗さはファインに相当し、SG15Cはレギュラーの表面粗さに相当する。歯肉縁ギリギリの支台歯形成には、SG15Aが望ましい。図2‐4‐1‐7 マイクロスコープ×8倍画像(参考症例)。軟組織を損傷しにくいピエゾだが、ダイヤモンド粒子の粗いSG15Cを辺縁歯肉に接触させた場合は出血が生じるので要注意である。SG15Aダイヤモンドチップファイン粗さダイヤモンドバーレギュラー粗さダイヤモンドバーSG15Cダイヤモンドチップ図2‐4‐1‐5 マイクロスコープ×8倍画像。歯肉縁下のJシェイプ(遊離エナメル)を修正する場合には、マイクロスコープで確認しながらの作業が望ましい。図2‐4‐1‐4 ピエゾの場合、圧排糸で辺縁歯肉を排除したまま歯肉縁下の形成を行うことができる。作業効率の観点から、リマージング以前の形成は回転器具で行う。

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